先日、京都御所に行ってきました。
あいにくこの日は 御所の中を見学することができず、京都御苑(国民公園)の南西の角にある「閑院宮(かんいんのみや)邸跡」というところに入ってみました。
閑院宮邸跡は江戸時代から続いた閑院宮家(四親王家のひとつ)の屋敷跡で、趣のある建物と庭園は当時の面影を今に伝えています。 敷地面積は約9500㎡ あり、建物、庭園がなんと無料で見学できます。
季節のせいもあるかも知れませんが、広々とした空間には人も少なく、静寂が広がっています。 喧騒とした街や、賑やかな観光スポットと比べ、落ち着いて味わうことが出来る穴場ではないでしょうか。
とても温かい日で、どこか懐かしいおばあちゃんちのようなこの縁側で、まったり日向ぼっこしていたら、ついうとうとしてしまいました。 ゆっくりとした心地よい時間を過ごしました。
新緑の頃には、「床みどり」と呼ばれる 黒い床板に緑が映るのを見ることが出来、大変美しいそうです。(左京区の実相院が有名ですね)
また、周りを歩いていたら こんな面白いものを見つけました。
これは倒れた松の木から桜の木が生えているものです。 朽ちた松からまた新たな命が息吹をあげる。 自然の不思議さ、力強さには感動を覚えます。
まだまだ桜の時期には早いですが、この木が桜の花で満開になる頃にもう一度訪れたいと思います。