先日、京都市京セラ美術館へ行ってきました。この美術館は平安神宮の大鳥居の傍に位置し、近くには琵琶湖疎水が流れる風光明媚なエリアにあります。展示会の観覧にはチケット購入が必要ですが建物への入場は無料で自由に見回ることができます。驚くことに1933年(昭和8年)に開館してから当時のままの建物を使用しているそうで、公立美術館として現存する日本最古の建物なのだとか。2020年からは"京都市京セラ美術館"として新しいスタートを切りました。建物の一部が改修され美術館をもっと身近に感じてもらえるようにとカフェとミュージアムショップが出来ました。カフェの窓際の席からは平安神宮の大きな鳥居が見えます。カフェやショップのある新しいエントランスは現代的でスタイリッシュなデザインになっています。
しかし、やはり訪れる度に心を動かされるのは昔ながらの内装です。大理石の階段や柱、壁には重厚感があり、レトロなライトは洒落ています。天井や窓のステンドグラスが美しくアンティーク感をだしています。現代の建造物にはない味のある雰囲気で、同じものは二度と建てられないなあと思います。館内の細かいところまでゆっくりと見て歴史を感じていただきたい素敵な美術館です。
お宿からは地下鉄東西線二条駅から9分で5駅目で下車です。名勝が多いエリアにありますのでぜひ、観光コースのひとつに加えてみてください。
京都市京セラ美術館
京都市左京区岡崎円勝寺町124
開館時間
10:00~18:00(最終入場時間は展示会によって異なります)
休館日
月曜日(祝休日は開館)年末年始
アクセス 地下鉄東西線 東山駅から徒歩8分