先日、京都御所に行ってきました。
あいにくこの日は 御所の中を見学することができず、京都御苑(国民公園)の南西の角にある「閑院宮(かんいんのみや)邸跡」というところに入ってみました。
閑院宮邸跡は江戸時代から続いた閑院宮家(四親王家のひとつ)の屋敷跡で、趣のある建物と庭園は当時の面影を今に伝えています。 敷地面積は約9500㎡ あり、建物、庭園がなんと無料で見学できます。
季節のせいもあるかも知れませんが、広々とした空間には人も少なく、静寂が広がっています。 喧騒とした街や、賑やかな観光スポットと比べ、落ち着いて味わうことが出来る穴場ではないでしょうか。
とても温かい日で、どこか懐かしいおばあちゃんちのようなこの縁側で、まったり日向ぼっこしていたら、ついうとうとしてしまいました。 ゆっくりとした心地よい時間を過ごしました。
新緑の頃には、「床みどり」と呼ばれる 黒い床板に緑が映るのを見ることが出来、大変美しいそうです。(左京区の実相院が有名ですね)
また、周りを歩いていたら こんな面白いものを見つけました。
これは倒れた松の木から桜の木が生えているものです。 朽ちた松からまた新たな命が息吹をあげる。 自然の不思議さ、力強さには感動を覚えます。
まだまだ桜の時期には早いですが、この木が桜の花で満開になる頃にもう一度訪れたいと思います。
梅雨も明け、京都では夏本番を迎えつつあります。
蒸し暑く出かけるのも億劫になりがち日が続きますが、今こそ見ごろなスポット「法金剛院」をご紹介します。
京宿うさぎからは、JR二条駅から乗車して二駅 およそ15分で到着です。(二条駅より2駅目 花園駅すぐです。)
平安時代に建てられたこちらのお寺の見どころは、季節によって表情を変える庭園です。
写真を見てお気づきかもしれませんが、枝垂桜や紅葉がいたるところにあるお寺なので、春は桜色、夏は緑色、秋は紅・黄色に染まる庭園を楽しむことができます。
この時期ですと法金剛院が「関西花の寺二十五ヵ所」に選定された所以である、お池一面に溢れた睡蓮を鑑賞することができます。
法金剛院は「蓮の寺」と呼ばれるほど、京都の中でも有名な睡蓮の観光スポットです。
もちろん、先に述べたように季節によって桜や紅葉も存分に味わえます。
京宿うさぎに来られた際には、アクセスも容易なので是非立ち寄ってみてください。
6月の京都は、まるで梅雨が明けたかのような夏の日差しが降り注いでおります。
皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
さて今回は、京都の夏の風物詩である、祇園祭りと はも料理の密接な関係についてご紹介いたします。
日本三大祭りの一つにあげられる祇園祭りですが、よく知られる16日の宵山、翌日の山鉾巡行だけでなく、7月1日(吉符入)から31日(疫神社夏越祭)まで、1ヶ月にわたって祭事がくりひろげられる壮大なお祭りです。
また、山鉾行事は、国の重要無形民俗文化財に指定されたほか、平成21年にはユネスコの無形文化遺産に登録され世界的にも重要な文化遺産として認識されるようになりました。
そんな歴史、伝統をもつ祇園祭りですが、長いお祭り期間の間に「はも」を食す慣わしがあり、俗に"はも祭り"と言われていることをみなさんご存知でしょうか?
なぜ祇園祭りの時期に、たくさんの はもが食べられ、夏の京都に欠かせない存在になったかと言うと・・・。
今日のような交通手段がなかった いにしえ には、海から遠い京都では新鮮な魚介類を手に入れることは難しいことでした。特に祇園祭りを迎える夏には、道中で多くの魚たちが息絶える中、生命力の強い はも だけが瀬戸内や明石から生きたままやって来たそうです。
その生命力の強さたるや、鮮度を保つために絞めた後も咬みついてくるそうで、名前の由来も、食(は)む(咬みつくの意)がなまって"はも"となったとも言われています。
生命力の強い(鰻もそうですが)魚を食べると精が付く という考え方から、京都の人は好んで はも を食していたようです。
また、はも は梅雨の雨を飲んで旨くなると言われており、梅雨の明ける7月になると脂が乗り始め旬となります。
そこから祇園祭りとかけて"はも祭り"となったのでしょう。
しかし はも には、 頭から尾にかけて連なるように生えている小骨があります。食用としては不向きな代物でしたが、京都の職人が試行錯誤の末食べられるようにしたわけです。
「骨切り」と呼ばれるその技術は、皮一枚を残し、はもの身1寸(3.3センチ)の間に包丁でなんと24~26回の切り目を入れていくというスゴ技なのです。骨切りが一人前になるには10年はかかると言われることからも技術の難しさがわかります。
骨切りされた はもを1.5cm~2cmに切り分け熱湯の中にくぐらせると、皮と身が反り返り 真っ白いお花のような芸術品へと変貌します。
暑い京都の夏には「 はも 」がなくては始まらない。そんな声に応えて、美味しい「 はも料理 」のご紹介をいたします。
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直志庵(じきしあん)
阪急西院駅から歩いて5分ほどの路地裏に在り、隠れ家のような落ち着いた雰囲気で絶品の京料理が味わえます。
これからの季節は、「 旬 」の「 はも料理 」がオススメです。きっと舌鼓を打たれることでしょう。
「直志庵 はものフルコース」お料理の一部をご紹介いたします。
はもの源平焼き(はもの山椒焼と白焼き)。もうほっぺたが落ちそうです。
お野菜と はもの天ぷら。さっぱりとしていてペロリといただけます。
メインは、はもしゃぶ! はもを最も美味しくたべる食べ方と言われます。 職人さんの手で丁寧に骨切りされた はもたちをお湯にくぐらせると、かわいい白いお花が咲きます。
はもしゃぶのだし汁を使った雑炊の味は、はもの旨味をお米が吸い込んで・・・もう たまりません!
今年の夏は、壮大なお祭りと絶品 はも料理が一度に楽しめる京都でお過ごしになられてはいかがでしょう。
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直志庵「はも料理」付き宿泊プランをご用意しております。おすすめです!
充実の はもづくしフルコースを、是非 ご自身の目と舌でご堪能ください!
https://www.489pro.com/asp/489/menu.asp?id=26000028&ty=ser&list=YES&lan=JPN&liop=1#24
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
公式ホームページの宿泊料金は他社予約サイトよりもお得なプラン価格設定がございます。公式サイトから予約されますと、特製グッズ・アルコール類・菓子詰合せなどいずれかの特典をご用意いたします。
※他社予約サイトには適応されません。