軍鶏のすき焼きがとても有名で、芸能人も足繫く通う、水源亭さんへ伺いました。
閑静な宮川町の通りに入ると、行燈やお花が目立つ水源亭さんがあります。
本館と奥別館があり今回は、細い通路の先にある奥別館を使わせて頂きました。雰囲気があって素敵です。
綺麗にセットされたテーブルには面白いことに、10種類以上のお塩が用意されていました!
国内のお塩だけでなくイランやボリビアなど海外のお塩もあり、料理に合わせて自分のお好みで使え、また話のネタとして盛り上がりそうです。
言わずもがなお料理は1品1品どれも大変美味しく、満足できました。
メインのすき焼きの時には、とても気さくな大将がお部屋まで来て下さり、軍鶏料理の由来や、闘鶏の歴史等様々なお話をしながら、手際よくすき焼きを作ってくださいます。
昔は戦の前に、一方どちらかが死ぬまで戦う軍鶏同士を戦わせて戦の勝敗を占ったそうです。精を付ける為に、また対戦国に勝ち、国ごと食らうという験担ぎの為に、負けた方の軍鶏をみんなで食べたのだそうです。
本当に精がつきそうな綺麗な赤です。
面白い点はここにも一つ。
すき焼きといえば溶き卵に漬けて食べるのが一般的ですが、水源亭さんでは卵黄とメレンゲで食べるのです。
噛みごたえのある軍鶏にふわふわのメレンゲ卵で、何とも言えない美味しさでした!
お酒に大変お詳しい大将なので自分の好みの味を伝えるとオススメのお酒をだしてくださったり、それ以外にも500本の日本酒が置いてあったりなど、お料理以外でもお客を楽しませてくれるポイントがたくさんありました。
また来たいと思わせてくれる水源亭さん、皆さまも是非足を運んで美味しい軍鶏料理をお楽しみください。